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基底細胞母斑症候群=ゴ―リン症候群

患者として体験してきたことをブログにします。同じ病気で悩んでいる患者や家族のために、後世のために。

母のこと

母は小樽のひとです。 小樽は札幌より、雪深く寒さも厳しい、ちょっと寂しげな土地でした。 子供心にそう思いました。 そういう環境で育った母は、父の後ろをじっと付いていく、辛抱強く、 実によく働く人です。 弟が脳腫瘍で亡くなったことで、母は自分を責…

父のこと

とにかく厳しい父でした。 分厚い手のひらが、しょっちゅう飛んできた。 なぜ怒られているのか全然記憶になく、ただ怖い父という思いだけが残りました。 だから六十二歳という早い年齢で亡くなってしまい、もったいなかったですね。 いろいろ教えて欲しかっ…

祖父のこと

私は完璧におじいちゃん子でした。 札幌の自宅の隣に父方の祖父母の家がありました。 自宅の目前は野球場三つほどの野原が広がり、時折り牛や馬が放牧されて いました。 裏は他人様の畑になっていて、山ブドウの木で仕切られていました。 秋になると酸っぱい…

多発する基底細胞がん

24歳の時、こめかみにできた基底細胞がんを切除しました。 基底細胞がんと言うのは、表皮の最下層の基底層にできる悪性腫瘍で 皮膚がんの一つです。 最初はホクロと見分けるのが難しく、時間とともに大きく深くなって行きます。 他の組織への転移は少ないと…

おとうとの死

弟の思い出は古くなってしまった白黒写真のなかに生きています。 SLに乗って海水浴に連れて行ってもらったり、チャンバラごっこをしたり、 冬には雪玉をぶつけあったり。 二人しか兄弟はいなかったし父母は共働きで忙しかったので、記憶は遠いけれど 二人で…

奇形

私は札幌の郊外、月寒(ツキサム)という所で生まれ育ちました。 クラーク博士像のある羊が丘展望台や今では札幌ドームがある地域で、 土のにおいや風のゆらぎや牧草や林の緑が私にはちょうど良い環境でした。 両足の人差し指と中指がくっ付いて生まれてきた…

初めての基底細胞がん

24歳の時(もう30年ほど前になる。)髪を短くして父から指摘された。 「そんなアザあったか?」 こめかみに10円玉ほどのアザが見つかり気になったので病院に行った。 芝にある慈恵医科大学付属病院。当時歩いてすぐの所に住んでいた。 入院はなかったが、局所…