基底細胞母斑症候群=ゴ―リン症候群

患者として体験してきたことをブログにします。同じ病気で悩んでいる患者や家族のために、後世のために。

母のこと

母は小樽のひとです。

小樽は札幌より、雪深く寒さも厳しい、ちょっと寂しげな土地でした。

子供心にそう思いました。

そういう環境で育った母は、父の後ろをじっと付いていく、辛抱強く、

実によく働く人です。

 

弟が脳腫瘍で亡くなったことで、母は自分を責めたにちがいありません。

子育ては母親がするのが当たり前という時代でしたから。

共働きであってもです。

父方の遺伝性疾患が原因であることなんて、当時はわかるはずもなく、

母はつらい思いを長年抱え込んだように思います。

 

それから三年後長女が生まれ、

五年後、弟の生まれ変わりのように似た三男が誕生しました。

私、長女、三男の三人兄弟です。